映画館でもののけ姫を見てきた。金曜ロードショーでは何回か見たことがあったけれど、映画館で見たのは初めてだ。僕が3歳くらいの時に映画館で見たらしいけど、最初の祟り神が出てきたときに泣いてしまって、そのまま見ることなく終わったらしい。
とりあえず、映画館で見るのをおすすめしたい。すごかった。描写と音楽と、ストーリーと、完璧に出来上がっていた。
子供のころはいまいち意味が分からなかったけど、30も近くなると、話の筋がよくわかる。映画館で見ることで、集中力も増すし、ストーリーに引き込まれる。映像も古いかな?とか始まる前は思っていたけど、いい古さだと思う。ストーリーは古くないし、今見ても素晴らしい、と思える出来だった。
個人的には、映画でも本でも漫画でも、作者の主張があるものが好きだ。もののけ姫において宮崎駿が言いたかったのは、自然との共生はできないか、ということだ。自然側代表をシシガミに、人間側代表をエボシとし、その戦いがこの物語の対立構造だ。人間ではあるものの、自然側に立とうとするアシタカが主人公となって、オオカミの「モロ」に育てられた人間サンが、どのようにこの戦いを終わらせることができるのかを考える。そこには、現代の人間活動に対して、もっと自然と共生をするべきではないか、というものを訴えかけているのだと思う。
大学時代に環境の勉強をしたので、こういったテーマには非常に興味がある。間違いなく人間活動によって自然は壊されているし、だからと言って自然を壊すことで人間が快適に暮らせているのも否めない
それをすべて否定してまで自然を守るべきだ、などとは誰も言えないと思う。
エアコンなしでは人間もそれなりに死んでしまう暑さになってきている。
ただ、自然を支配するんだ、という考え方をしてはいけないと思う
あくまで共に生きると考えて、一部迷惑をかけるけれど、恩恵を一部与えられるような関係性がいいのだと思う
まさに隣人のように。
なかなか難しいのは100も承知だけれども、僕の人生のテーマの1つとしても良いのでは?と思うこともある(もう1つは愛について考えること笑)
今、風の谷のナウシカも映画館で上映されている。これもまた映画館で見ようと思う。
風の谷のナウシカは、知っている方も多いと思うが、漫画版が存在する(全7巻)。映画では、話の筋に違いはあるが、おおむね2巻までの内容をまとめてある。
これも、次回に詳細は書こうと思うが、自然との共生、人間とはどうあるべきなのかを書いてある映画だ。