ふぃじーの本と漫画と映画を偏見で語る

本の紹介をします(主にビジネス書)、まんがの紹介をします(マイナーかおじさん向けまんが)、FX(スキャルピング)の戦果報告、たまに映画の紹介や東大の講義について考えたりします。

庵野が作り上げた作品とは庵野の~プロフェッショナル:さようなら、最後のエヴァンゲリオンを見て~

昨日から、知的生産活動をいっぱいしている気がします。というわけで、出町柳のネットカフェでプロフェッショナル「さようなら、すべてのエヴァンゲリオン」の庵野秀明特集を見ておりました。

家にテレビがないので仕方なく、1100円を犠牲にして見ました。高かったです。鴨川でブログ書き書きしています。

実は僕と庵野秀明、誕生日一緒なんですよ。それもあって、エヴァンゲリオンに謎の愛着を持っています。 

あの作品はいったい何だったのか、何が言いたかったのか、それがわかるかと思ったので、見たかったのです。

わかったことは

①電柱が好きだからやたら画面に出てくる
②ロボットは腕だったりがかけているほうが好き(だからやたら腕が千切れるのね…大体どっかパーツ壊れてるのは庵野の美学なのね…
③あれは庵野の人生を語ったものx
④30代という脂の乗りまくった時期に自分で最高だと思えるものを作りたかった。→エヴァが生まれた。
⑤アニメが終わったときの批判は堪えていた(そりゃそうだよね)
⑥ほかのアニメも作ろうかと思ったけど、エヴァの二番煎じになるので、じゃあエヴァ作り直したろ、となったらしい
⑦Qのあとも堪えていた(そりゃよく見ればやっとこさ分かるような気がしてくるけどさ、いきなりVilleはキツイって庵野さん笑)
⑧シンでは、完結させることにも重きを置いていた。だからきれいに終わった。
⑨シンでは、葛藤の末、最後はわかりやすくしたらしい(ありがとう庵野さん、おかげでなんとなくわかりました。)
⑩どこか謎めいていることが好きらしい(加持さんとか理想像にしてそう)


てなところですね。あの作品を仕上げることで、人生最高の作品を作りたかった、そのためには死んでも良い、とまで思っていたらしいことは伝わりました。

あとは、こだわりのクセがすごいっす。風景とかの細部とかにもこだわり、戦闘シーンの描写に変なところがないかも調べているシーンを見て、あ、もう一回見よ、と思い10分前にチケットをポチッたところです。来月から金欠なのに…まさかの誕生日付きクーポンで1400円で購入できました。ありがとうTジョイ京都。愛してる。

人生かけるってすごくないですか?人が人生をかけてまで生み出したかったアニメ、すごいことだと思いませんか。こういう、人生をかけて作ったもの、命を削ってまで好きで作り上げたものって、ものすごく価値があることだと思うんですよね。今の地球上の生物で、人間にしかできないことだと思います。

ただ単純に素晴らしいし、人の意志が込められている作品だなと感じました。

制作の様子とか見ているとやっぱり細かいところまで見なくちゃいけないなと思いました。細かいところで違和感をなくすために、制作人はすごく力を入れているんです。ピクサー関係の本を見た時に書いてあったのですが、観客が「あれ、影の向きおかしくね?とか思うと、そこで集中が途切れて、物語に集中できなくなるらしいので、その錯覚を起こさせないようにものすごい努力をして、違和感消しを実施していたそうなのです。そういった部分って、気づかないけれど、すごく力を入れているんだろうな、と思います。漫画とかでも、ついさっと飛ばしてしまう見開きで書かれたページとか、細部まで見なくちゃなあ、と思う次第です。

庵野エヴァを通じて言いたかったことは、たぶんシンで、父ゲンドウと子シンジが語るところでしょう。あそこにすべてがあるのだと思います。そして、シンジが鬱から復活したシーン、自分を描いているのでしょう。だからこそ、農村パートがあんなに長いのです(笑)初めて見たときは最後なのにこんなにとろとろしてていいのかとすごく不安でしたが、終わってみると納得の長さです。はっきり言って戦闘ロボットアニメではありません。人間の心の葛藤を描いたアニメです。

だからこそ、人は惹かれるのではないでしょうか。人が悩みながら必死で作り上げたものに、無価値なものなんて存在しません。批判はあるかもしれませんが、それを作ったという事実には敬意を評すべきです。

というわけで、6時から見てきまーす笑。


おわり