まあ、映画館でも見たのですが、アマプラで見れるようになっていましたので改めて見ることにしました。小説も何気に2回読みました。家にはフクシマ戦記があるので、早く読まなきゃなあ、と思っているところです。
僕が高校2年生の時に東日本大震災がありました。私は東海地方に住んでいたので、特に被害があったわけでもなく、なんか大変なことになってるな、くらいの印象でした。
家帰ってテレビを見たら、高校生である程度世の中のことがわかり始めているくらいの年齢でしたが、テレビで出ている映像が現実離れしすぎて、意味が分かりませんでした。
また、当時は原発のことも分かっておらず、原子炉建屋が爆発しただとか、いろいろなニュースがありましたが、当時の僕にはそれほど興味がなく、目の前の受験やらなんやらのほうが僕の中では大きい事象でした。
大学に入ると原子力の勉強もできるところだったので、勉強をしましたが、それでもまあまあ、という感じでした。
映画より先に私は小説を読んだのですが、最初は衝撃でした。
一番強く感じたのは
「あ。日本終わってたかもしれないんだ」
ということです。予想外に終わってたな、という感じでした。紙一重で今があるんだ、というのを読んだ後感じたのは覚えています。今後もっとNHKスペシャルとか見て勉強したいなと思っていますが、それくらい衝撃でした。
東京~岩手あたりがほぼ避難区域になるという試算。
高校生くらいの時は何を大げさな、と思っていましたが、今、もしその資産をする立場になったら、心臓止まりそうになるくらい怖い試算です。つまり、日本が崩壊するわけですから、、、物理的に、、、
ああ、怖い怖い。
あと、映画でもありましたが、海水を注入する場面あるじゃないですか。いろいろあって上層部に反抗して嘘の報告をした吉田所長。。。
今、冷静に考えるとヤバい判断だったなと思います。全責任を自分で負う、という判断です。上の命令がおかしい、自分が正しい、でも逆らっても命令を聞け、といわれる…。
日本を守るには、嘘をつくしかない、ということですよね。要約すると…
なんか、人間としての強さを感じました。責任感なのか、なんなのか…。
自分にできるだろうか、と思うわけです。東日本を背負って、その判断ができるか、そこに対して決断ができるのか、、、
上司の言うことを聞いて止めればとりあえずは責任転嫁できるじゃないですか。でもそれをせず、自分の正しいと思った道を行き、いざ失敗すれば全部自分の責任。映画中にも出てましたが、「首をくくる」覚悟だと。
当然、いうことを聞かないことは間違っていると思います。ただ、昨日ちょうどブログにあげましたが、パンプキンシザーズで、間違わないやつじゃなくて、間違い方を知っているやつがいい大人なんじゃねえの?みたいなセリフがありました。
あれかなあ、と思いました。嘘をつくという間違った行為を、わざわざ間違えにいった。そこには主張があり、信念があり、全責任を自分がとるということです。なんたって吉田所長、所長で最高責任者ですから。
責任者ってきっつう、と思いました。
しかし、やはり福島には僕はなんかすごく思い入れがまだあります。
一度は住むつもりです。住みたいっていうとなんか違う気がするので、補助金がもらえるので住みたい、ということにしておきます。
今度青春18きっぷ使っていこ
おわり。