昨日、伍長の演説はまだ新刊出てないよな、と思ったら出ていたのでさっそく読んで確認しました。
こいつ相変わらずええこと言うわあ。
さて、その話をしていきましょう。
オーランド伍長は、人体実験で脳みその回路を変えられ、あるスイッチを押すと殺人行動を起こすという特性を持っています。ちなみに、自分の意志でそのスイッチを押します。
最初の1歩、最初の殺人を犯すときに、「人を殺す」という決意をそのスイッチの預けてしまいました。
そして、殺人をしているという罪の意識を持ちつつ、それでしか変えられない巨大な現実の壁に、さらに殺人を犯して乗り越える、という人生を続けてきました。
脳みそは、回路を使うごとに増強されていきます。この件で言うと、殺人を行うごとに、殺人回路が強化されます。伍長は、もうそれが限界に達していて、回路がほぼ完成されているような状態です。つまり、もう間もなく殺人のことしか考えられない人間になるのではないか、ということを恐れています。
それに対して、アリス少尉は救いました。伍長は少尉が好きだから。(この好きはややこしいので割愛しますが、多分男女の好きではないです)
んで、人殺しの回路にのっとられそうになった伍長の解決策として
「少尉が好きだ」ということを一日中考え続ければ人殺し回路がなくなるのでは?と。
まあ賢いですね笑
本人も言いますが、「利己的で、自分を自分と思いたいから少尉を好きになる」
愛なんかじゃないけれど、これが今の気持ちだ、と。
んで、アリス少尉の行動、言動、正義の行い、すべてを肯定する。正しもしない。ただ応援するだけだ、といいます。
そして、人殺しの装置として、アリス少尉の正義の装置に少しでも役に立てばいいな、と思っています。
潔いなと思うと同時に、何だ、いろいろダラダラ話したけど結果それかい、とも思いました。
そのうえで、そんな単純なことが、愛とか正義とか何だろうな、と思っています。愛とは何か、正義とは何か、というとなんか哲学チックになってややこしそうだなあと思ってしまいますが、本質は、パンプキンシザーズに書かれている、ちょっとした気持ちだったり、ありふれた考えだったり、そういうもののような気がしています。
私自身も正義とは?愛とは?を考え続けている一人ですので、この漫画に惹かれているのでしょう。
言い演説でした笑。
さて、次回はオーランド伍長vsコネリー少佐のバトルでしょう笑
おわり。
これでマジで最新刊出るまでは最後かなあ
アディオス