ということで、MASTERキートン3巻のCHAPTER7 昼下がりの大冒険についていろいろ考えます。
最近ブログのタイトル変えました。これが僕のやりたいことだと思って、いろいろな本や漫画から読み取れる幸せって何だろう?ということを常に考えて情報発信していきたいと考えています。
頑張ってみんなに読んでもらえるような記事を書けるように頑張ります笑
キートンの同級生、ミルトンさんと偶然キートンが、アイスクリーム屋の前で出会います。
ミルトンさんは、銀行の部長で、普通にしては考えられない出世スピードで出世します。要は仕事人間です。ですが、奥様と離婚することになり、かつ仕事の失敗がありクビになってしまいます。なんてったって管理職、責任を取るのが仕事です。
そんな人生に悩んでいた時に、キートンに出会います。
キートンは、学生時代から自由奔放な子供のような性格で、今もそれを持ち続けています。なぜそんな感じで生きていけるのか、ミルトンさんは気になります。
ミルトンさんは冷静沈着に仕事をこなしてきましたが、それが家庭にもおよび、自分の気持ちを隠して生きる人間になってしまいました。
奥様はそれに気づいていて、「昔の夢を忘れて生きている、ちっぽけなプライドを持った人間だ」といいます。そして別れて違う男のところに行きます。
ちっぽけなプライドは、僕の中にもあるように思います。舐められたくない、仕事できないと思われたくない、といったもので、それを隠し、強気で冷静な態度をとることで、舐められまいとしている自分がいる、と思います。
そんな自分の内面がばれていて、たった一人の家族にまでそんな態度をとってしまったら、なかなか奥様としてもさみしいものですよね。家族なんだから、仕事じゃないんだから、、という感じでしょうか。
キートンも、学生結婚し、大きな夢を持っていましたが、途中で軍隊に入り、徹底的に鍛えられます。
ミルトンさんは気になります。「なぜそんなことをしたのか」と。その時はすでに離婚していました。
夢に押しつぶされそうだったから、現実を見ようと思った。そんなところが、キートンの回答です。
現実は目の前にあります。夢は遠くの未来にあると思います。それに折り合いをつけて、というか目の前の現実に対処していくのが大人なのでしょう。
ミルトンさんの内面にはそんなのがよぎっていて、いつまでも子供っぽいキートンに、どうしてそんな風に生きられるのかが、すごく気になっていたように思います。
ですが、逆にキートンは、自分とは反対の、子供のまま大人になれなかった人なんだ、こいつも悩んでいるんだ、と気づきます。
*両方離婚していますから。
最後にキートンは、「離婚してどうだった」という質問に対して
「すごく悲しい気持ちだった。ただ…」
「離婚して、少しだけ大人になれたような気がするよ」
と語ります。
僕も、初めて彼女に振られたときに少しだけ大人になれたような気がしました。
なんていうか、自分だけのことじゃなくて、人をきちんと見ろよ、ということを学んだ気がしています。
キートンさんの場合はわかりません。
ミルトンさんの場合は、夢を忘れて、感情を失ってしまっていますから、それを思い出して、前を向いて生きろ、と、感情は生きるために必要なもので、ちゃんと出していこうぜ!というようなことを学んだように思います。
まあ、みんな人生大変ですね!
今日のところはこんなところです。
おわり
あでぃおす
次回は4巻です!!