というわけで、MASTERキートン5巻から、幸せを考えていきましょう。
今回は、CHAPTER6 セーフハウスが、太古の人の幸せに言及していたので、その話をしていきたいと思います。
エドワードという、ちょっと親子喧嘩をしてしまった息子が、おじいちゃんの家があるセーフハウスという町にいます。
性格がちょっと面倒くさくて、一人ぼっちで本を読みがちな感じの少年です。現地で友達を作ろうとしても、ちょっとそりが合わなかったりして、さみしさをかんじながら生きている感じです。また、考古学が趣味で、結構詳しく、頭のいい感じです。
エドワード君の父親はキートンさんの大学時代の友人らしく、たまたま?ほかの調査でセーフハウスに行く用事のあったキートンさんに息子に
「ごめんな。ロンドンに帰ってきてくれ!」
という伝言を頼みます。
んで、伝言を頼まれたキートンさんは、考古学が専門ですから、森での石などの採集作業なんかを通じて仲良くなっていきます。
エドワード君は、現地の友達と、狩りでの考え方の違いから、孤独になってしまいます。年頃の男の子ですから、狩りをして力を見せようというのは田舎のイギリス少年的にはたぶん普通のことだと思うのですが、エドワード君は気が優しいので狩りなんて野蛮なことはしたくない!と言って狩りをしません。
こんな感じの性格ですので、友達がなかなかできないのです…
キートンさんは、その話を聞いて、自分の狩の紹介をします。
キートンさんの言う狩りとは
「目を閉じて自然から聞こえる音を聞いて、また地面に耳をあてて何かが走る音を聞きなさい」
というものです。
それによって
「風、波、木々、生き物たちと一体になる」
これが狩りだ、ということです。
まあ、獲物を捕るのには自然と一体になる必要がありますから、そうでしょう。
古代の人たちはそれによって私たちよりより大きな幸せを得ていた、と考えています。
ある種正しいのだと思います。僕らが自然豊かなところに行って森林浴するのと似た感じといえばいいでしょうか。
自然を感じて、一体であることを感じることで、なんか幸せな気分を感じることがあります。きれいな海を見たりとかもそうですし、形はともかく動物園で動物を見ることもある種そうだと思います。
たぶん、人間が進化するときに、周りと一体になるほうが近場の情報を察知できて、いざというときに逃げたり、獲物を狩ったりできるように、自然と一体化することで幸せを感じられるように人類は設計されているのではないでしょうか。
元も子もないことを言いましたが、自然と一体になれれば幸せになれるので、みんな海に行きましょう笑
おわり
あでぃおす