というわけで、本日は小林一三が東宝を作って映画を広めたことについて話していきたいと思います。
映画ですね。なんででしょう。なんで取り組んだんでしょう。
チョイとお金が余ったからです笑
もともと、宝塚歌劇団を作っていたので、劇場を増やそうぜ、という活動をしていました。
色々取り組んでいたのですが、コストダウン案件が一個あったので、それに取り組んだら、お金が余りました。
さて何に使おうか、ということで白羽の矢が立ったのが映画、だったっぽいです。
んで、映画館を作ります。それがスタートです。
この人は、流す映画もこだわりがありました。
「中産階級の生活向上に資する娯楽であること」
「清く、正しく、美しく」
ということです。娯楽自体は、人々の文化的生活の向上に役立つということで、積極的に進めていました。だから、映画事業にも参入しようと考えたのです。
で、参入するのですが、既存の壁があります。
「松竹」です。
小林は松竹のこと嫌いだったみたいです。
まず、映画をちょっと上流階級のものだと思っていて、高止まりしていたことが理由です。
小さな劇場で、高いチケット代をとる、ということで、金がそんなにない中産階級には行けないものだから、小林の理念に反していた。
代わりに小林は、でっかい劇場を作って、薄利多売戦略をすることで、中産階級の生活向上に役に立とう、としたわけです。
最近は薄利多売のやりすぎでデフレだったりいろいろな問題が出てきている気がしますが、消費者としちゃあ安けりゃ安いほどありがたいですからね。仕方ないですね。
そんな庶民の味方、小林一三でした。
とはいえ、劇場と映画の二本立てで松竹と争っていましたが、「勝った」といえるほどの成果はなかったのかもしれません。なかなか激戦だった感じです。
まあでも、映画は庶民の見るものだ、としてくれたのはうれしいですね。
最近2000円と化して庶民から離れていっている気がしますが…
まあ、こんだけ手軽にYoutubeとかNetflixとかTVとかが普及したら、なかなか見に来てもらえないですよねえ。
1900円ですから、昔1500円くらいじゃなかったっけ…
高くなりましたなあ…
ちょっとしんどいっすわあ。
でも、逆に映画館のちょっと音響すげえやつとか、IMAX?とかは、逆に見る価値あるかなと思っています。
見たことあるんですけど、やっぱ音響とかすげえな、と思います。
普通に映画館でもすごいのですが、こんな変わる?くらい変わって面白いです。
映画館も映画館の良さがあるので、それは大事にして、残っていてほしいなあと思いますが、お金がないのでいけません!すみません。
どうにかなるといいのですが…
というわけで、そんな映画の楽しみを作ってくれた人たちに感謝しながら、エヴァンゲリオン作ってくれた皆さんに感謝しながら、今日は終わろうと思います。
ではさいなら
あでぃおす。
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