というわけで、2ちゃんねるの開設者のひろゆきがお勧めしていた。
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ジャレド・ダイアモンド 著作
「銃・病原菌・鉄」
について書いていきたいと思います。
今日はおおざっぱな話をしようと思います。
いったん上巻だけでまとめたいと思います。
人類の歴史について書いた本です。
アフリカで人類が生まれて、なんやかんや全世界に広がって、各地で文明が発達して、狩猟採集民族から農耕民族になって、ヨーロッパが強くなって、南アメリカを制圧し、植民地支配し、戦争を経て今のような世界になりました。
その、本当の、根源的な、原因は何なのかを突き止めよう、というのがこの本です。
なぜ、ヨーロッパでは技術が発達して世界を支配するまでに至ったのか、なぜアフリカや南アメリカでは発達しなかったのか、それに対する究極の答えを用意したい、というのがこの本の趣旨です。
すっげえ雑にまとめると、
「めっちゃいいところに住んでたから」
です。
世界にはユーラシア大陸、南北アメリカ大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸なんかがありますが、
-
農耕民族になりやすい環境だった
-
家畜となりうる生物や栽培しやすい植物がいっぱいいた
-
横に広い大陸に住んでいた
これが究極の答えとして、筆者が用意しているものです。
この後に起こる様々な現象は、突き詰めるとこの3つに至ります。
そして、その結果生まれたのが、この本のタイトルである
-
銃
-
病原菌
-
鉄
です。
農耕民族で、家畜がいっぱいいて、横に広い大陸に住んでいたことで、銃や鉄といった技術が発展し、家畜がいっぱいいたことによって病原菌が人類とともに進化した結果、現在の世界の構成になっています。
・究極的な原因が生まれた場所
・直接的に支配した原因が銃・病原菌・鉄
というわけです。
世界はどれかの人種が遺伝子的に優れていたり頭が良かったりするわけでもないのです。
ただ、生まれた環境が良くて、ただその環境で世代交代をたくさんした結果、銃を必要とする文化と必要としない文化が生まれただけなのです。たまたまなのです。
この本を読んで思ったことは
- 人間って面白い
- みんなこの本を読んだら差別とか生まれにくいんじゃないか
- 世界は複雑に見えて単純だ
ですかね。いつも歴史関係の本を読むと、人間が何世代にもわたって生み出してきた、いろいろなものに驚嘆させられることがあります。
この本でも、住環境によってこんなに生活の文化や質が変わるんだ!ということがすごくよく分かります。
また、
「環境のせいで大きく人の文化や生活が変わった、ということは、もともとの人間の性能には大きな差はないので、差別なんてできないよね」
というような状況になってくれたらいいな、と思いました。
そして、世界をよく見ると、割と単純な理由で今の世の中になっている、というのは非常に面白いですよね。この本ではまさにその単純な理由が、住環境だった、というわけですから。
全力で
「はえ~~~~」
と言いたくなります。
そんな本です。
ひろゆきもお勧めしていたので是非読んでみてください。
結構長いですけど…
次回は、もう少し詳しい内容をご紹介していきたいと思います。
終わり
アディオス
その内容を次回以降詳しく説明していきたいと思います。
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