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書評:銃・病原菌・鉄(下) ~要約と感想~ 人類って面白いね

銃・病原菌・鉄(下)

ジャレド・ダイアモンド

 

 

について書いていきます。

 

めっちゃ簡単にまとめた要約

 

人類が今の社会になった要因を考察した本。

 

なぜヨーロッパのほうで技術が発達して、アフリカや南アメリカを支配するような歴史的な動きに発展したのか、その究極の要因を探っています。

 

最終的には、

  1. 農耕にちょうど良い野生の植物や動物がいたか
  2. 大陸が縦に長いか、横に長いか
  3. 大陸間で、情報伝達はできたのか
  4. 大陸は大きいか

 

の4つの要因によって、

  • 農耕によって食糧を大量に生産でき
  • ヒマな人が増えて
  • 技術が発達し(銃・鉄)
  • 生き物と一緒に微生物も育て(病原菌)

 

た結果、ヨーロッパが世界を支配する形態になった。

なぜなら、ヨーロッパは、ユーラシア大陸というボーナス大陸に位置していて、農耕、牧畜に適した気候を有していたからです。

 

 

ということが、この本の要約です。

 

 

読んでみたら書いてありますが、ユーラシア大陸のボーナスステージ感、ヤバいです。

スペックが最強すぎる大陸です。

 

ということが書いてありました。

基本は、上巻で言っていたことを、他の要素からも確認して、やっぱり「銃・病原菌・鉄」を生み出しやすかった

 

「地理的要因」

 

が今の社会を作ったんだ

 

という展開をしています。

 

 

以上です。

 

 

以下に、読んで思ったことを書いていきます。

 

なんか、割とショーもない理由で、世界が形作られているんだなあ、と思いました。

えー、結局温暖な気候で雨がいい感じに降ったのがよかったんだ、っていう…

 

昔のチョー偉い人とか、天才が、車輪とか資本主義とか生み出して、今の社会を形作ったのは、本当にすごいなあ、と思います。だから、そういうたまに出てくる天才が今の社会を作ったのかなあ、とか思っていました。歴史の偉人とか…

 

ですが、それも結局、安定した食料生産という恩恵を受けれたからこそできたのであってこそです。

例え同じ能力があったとしても、安定した食糧生産を受けられない人たちは、それができないし、プログラミングの才能を持って生まれたとしても、ローマ時代に生まれてしまったら、それを発揮できないわけですし…

 

世の中って不公平で不条理だなあ、なんてことを思いました。

 

世界には僕にはどうしようもできないことでたくさんあふれているなあ、と。。。

 

まあ、そんなことを言っていても仕方がないんですが、

 

なんか、読んで、そんな哲学的なことを考えたくなりました。

 

皆さんも読んでみてください。

 

これは確実です。

勉強になります笑