ということで、
「ニーチェ入門」
著 竹田青嗣
出版 ちくま新書
価格:902円 |
について書いていきたいと思います。
この本では、ニーチェの思想が非常に簡単にまとめられています。
読みやすかったです。
ニーチェといえば、僕が高校生くらいの時ですかね、やたら流行ったことを覚えています。
みたいな本が流行ったんじゃなかったかな…
忘れましたが…
そんな感じで、名前だけ知っている哲学者、って感じでした。
そんなニーチェの思想を簡単にまとめてくれたやつを、私がさらに雑にまとめました笑
- 生きていることに意味は無い
- だからこそ、いかに生きるか、ということが重要
- 「超人」を目指すことを生きる意味にしようぜ!
ということで、雑にまとめてみました。
1個ずつ説明していきます。
まず、
「生きることに意味は無い」
ですね。悲しいですね。
なんでこんなことを言ったかというと、
- キリスト教が崩壊しつつあった
- 現代哲学によって生きる意味を見いだせていない
からです。
昔は、キリスト教の教えに従っていれば、良い死後の世界があるから、そのために頑張って生きよう、という考え方ができました。
*だいぶ語弊があるかもしれませんが…
しかし、ダーウィンが出てきたくらいから、
「キリスト教だけが正しいわけじゃない」
という状態になり、現代哲学者も、
「神は存在しない」
とか言ったりします。
現代哲学者は、代わりの生きる意味を見出そうとしたのですが、特にこれといった成果は出ていません。
そんな感じで、
「昔からある生きる意味がなくなり、しかも新しい生きる意味も生み出せない」
状態になってしまいました。
そんな時代だったからこそ、ニーチェは
「生きる意味がない」
といったのです。
続いて2個目の、だからこそ「いかに生きるかが大事だ」と3個目の「超人を目指す」、について書きます。
これは、
「人間は、生きる意味がないという悲しい生物だ。それでも生きていこう」
ということです。
「生きる意味がないから、死のう」
ではなく
「辛いこともあるかもしれんけど、頑張って生きていこう」
ということを提案しています。
それが、3つ目の超人につながります。
3つ目の「超人」は、すげえ道徳的な人、とでも言ったらいいでしょうか。
今までとは違う、神みたいな人です。
こんな人を僕らが生み出せたら、
「すげえ」
と思いますよね。
生きる意味がないし、超人にも大した意味は無いかもしれないけれど、
その「すげえ」ものを生み出すために、日々頑張って生きようぜ!
ということを提案します。
そんな感じで、絶望から始まったものの、生きることに希望を見出した哲学者、という感じでした。
~ここからは私の感想です~
ニーチェ、いいこと言うなあ、という感じです。
特に宗教観が薄い日本では、死後の世界といったものはあまり現実味がありません。
だから、なんとなく生きる意味ってないだろうな、なんて思う人がちらほらいるかと思います。
僕とか、、、
ニーチェの何がいいって、はっきりと
「生きる意味は無い」
というところが、なんか、はっきりしていていいな、と思いました。
下手に濁していないし。
んで、そのうえで解決策を見出した、
「いかに生きるかを、考えようぜ」
という解決策です。
ちゃんと答えを出すまで実施したということが、非常に好感が持てていいな、と思いました。
ですが、それが正しいかどうかは、僕はまだ答えは保留しています。
そんなこと言いながら、「生きる意味はあるんじゃねえの」派です。
頑張って今探しています笑。
ですが、ニーチェの思想に触れて、
「やっぱり生きる意味って無いよな」
と思えたのは良かったかなあ、という感じです。
逆に生きる意味はねえ、とはっきり言ってもらうことで、逆に生きる元気が湧いてくる、不思議な思想でした。
伝わらないかもしれませんが…
ぜひ皆様読んでみてください。
終わり
アディオス。
価格:902円 |