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書評:ハイデガー「存在と時間」を解き明かす ~解説本でやっとわかるレベル、本家はどうなってんねん~

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ということで、

ハイデガー存在と時間」を解き明かす

 池田喬 著

 NHK Books 出版

 

ハイデガー 『存在と時間』を解き明かす (NHKブックス No.1270 1270) [ 池田 喬 ]

価格:1,870円
(2021/11/25 10:16時点)
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について書いていきたいと思います。

 

ハイデガーというのは、割と最近の哲学者です。ドイツの人です。僕はそういうのに興味があったので知っていましたが、興味がなかったら知らないんじゃないか?と思っています。

もしかしたら高校の倫理とかで勉強するのかもしれません。

 

「存在とは何か」

 

という疑問に答えようとした、哲学者です。

哲学!って感じの出発点ですよね。普段あんまり気にしていない、存在する、ということは、果たして一体どういうことなのかを考えよう、というのですから、まさに初期の哲学!って感じがしました。

 

正直内容についてはあまり書けません。

正直まだよく分かっていません笑・

 

とりあえず、

「存在とは何か」

という質問に対して、まず、存在するとはどういうことなのか? と考えます。

 

答えとしては、

 

・全ては関係性の中に存在している

 

と答えます。

 

僕が今使っているこのパソコンも、元をたどればただのプラスチックの箱とCPUとかHDDとかそういう部品との関係で出来上がっています。

そのプラスチックの箱も、元をたどればなんかよく分からない素材でできてて、それはどっかの国で作られて加工されたものです。

 

このようにあるもの1つ取ってみても、すごく色々なものと関係しています。

その関係性を語ることなしに、存在について語ることはできないので、

「すべての存在は関係性の中で存在している」

という答えになるのです。

 

こんな感じで存在についての定義がされます。

 

読んでて思いましたが、

「哲学者ってやべえな」

と思いました。

 

存在するとはどういうことか、についてこんなに悩めるんですから。

しかも、何言ってるのかよく分からないし…

でも、よく読んでみたらすげえ議論が展開されていたりします。

 

意味不明です。

 

ちなみに、ハイデガーは、人間のことを、

 

「現存在」

 

と呼んでいます。

 

なんやねんそれ、とか思いますが、わざわざ人間を「現存在」と呼んで読者をややこしくさせることにも意味があるのです。

 

簡単に言うと、先入観をなくすためです。

人が「人間」と聞くと、各々の解釈で人間を想像しますよね。

その、各々の解釈で人間が想像されることで、統一感がなくなることを嫌ったんです。

 

だから、現存在とかいう、なんかよく分からない名前を付けて

「なんやねんそれ」

と思わせて、

「こういう意味だよ」

と理解させて、理解を統一してから話を始めたかった、ということのようです。

 

そんな感じで、すっげえ深いところまで考えているんだなあ、ということがよく分かる本でした。

難しい、と書いていますが、ちょっとふわふわしながら読んでいっても、最終的に何を言っているかは分かる、という本になっていますので、

 

ハイデガーについて多少興味がある人は、この辺の入門書から読み始めるのはいかがでしょうか。

 

おわり

あでぃおす。

 

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