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書評:教養としての認知科学 鈴木宏昭 意外と人間は不完全でしたとさ

 

 

さて、最近昼休みに読んでいた

 

教養としての認知科学 鈴木宏昭 著

東京大学出版会

 

教養としての認知科学【電子書籍】[ 鈴木宏昭 ]

価格:2,640円
(2022/10/16 17:14時点)
感想(0件)

 

について書いていきたいと思います。

 

人間が理解する、思考する、ということを説明するって、こんなにも色々な考え方があるのか、ということが知れる本です。

 

正直、半分以上覚えてないですね笑。

 

記憶とはどういうことなのか、見るとはどういうことなのか、PCは人間の思考を真似したものとして作られたけれど、まだまだ人間のほうが深いっぽい考えをしているということが分かります。

 

理解するとか、記憶するとか、っていうことが、自分ではこんなにはっきりとやっているつもりでも、実は客観的にはできていないことが、色々な試験で証明されています。

 

例えば、必要十分条件、高校の数学で学びましたよね。

あれば、論理的に考えるときに必要な考え方です。

pならばqとか、pならばpとか、そういうやつです。覚えてますかね。

 

あれって、知っているけれども、日常的には全然使いこなせていないよ、ということが書いてありました。

 

この説明、確かにな、と思いました。

 

「思考する」ということは、非常に理性的に考えているように、自分では思いますが、その多くが感情とか、過去の経験といった、論理とはかけ離れたところで判断していたりするのです。

 

この話は、この本を読んで一番思った衝撃でしたね。

「たしかにな!!!!!!!!!!!!!!!!!」

という感じに思いました。確かに、おなか痛かったら、明らかに判断適当になりますもんね。

 

人間って、万物の霊長とかいって調子に乗っているけれど、ただの動物なんですねえ

という気にさせてくれる本でした。

 

認知科学、というイマイチよく分からない学問が何をしているのか、ということに関して、初心者を超えれるくらいには、この本を読めばなれるかなあ、という気がしました。

マチュアレベルではね笑。

気になる人はぜひ。

 

おわり

あでぃおす。

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