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書評:愛とためらいの哲学 岸見一郎著 

さて、本日は

愛とためらいの哲学

岸見一郎 著

 

 

 

 

について書いていきたいと思います。アドラー心理学の「嫌われる勇気」を書いた人ですね。

 

愛されるためにするべきことは、愛することだ、と書いてあります。

*かなり誤訳かもしれませんが…

 

要するにですね。愛されるためにやることは何なのかというと、その人を打算無しに愛尽くして、見返りを求めないことが、一番良いということが書かれています。

 

少し前に紀伊国屋で特集されているのを見ましたが、古典的名著である、

 

 

エーリッヒフロム 著

愛するということ

 

 

 

 

 

 

からかなり抜粋がある印象でした。

 

この本でも、愛するとは技術の問題で、自分がいかに見返りを求めずに愛するか、それが大事だ、ということが書かれています。

 

まあ、なんていうか、この本は、そのフロムの「愛するということ」を日本の現代に合わせて、かなり個別具体的に書いてある、といった印象でした。

 

ただ、正直、やり方7選、みたいな感じで書かれていないので、結局具体的に何をしたらいいのかは分かりにくかったです笑。

 

しかし、通して読むと、一貫して同じことを言っています。

  • 相手は変えられないので、自分にできる精一杯をやる以外に、自分にできることはない
  • 相手に愛してもらう、と考えてみたときに、一番重要な行動は、見返りのない愛を提供することだ

ということが書いてあります。

 

そもそも、愛される人間こそ、人を愛しているものなのです。

 

私はフロムの本を先に読んでしまったので、そっちの衝撃のほうが大きかったですが、愛に対する考え方を、根本的に変えるためには、重要な一冊であるように思います。

 

勘違いというのは大げさかもしれませんが、おおきな誤解を、人は愛に対して持っている可能性があります。学校の授業で「愛」について教えてもらってないですし笑

 

というわけで、愛されたい人こそ、ぜひ読んでほしい本でした。

僕自身、おそらく人に愛されたいなあ、さみしいなあ、という所から、この本を買っています笑

 

合わせてエーリッヒ・フロム「愛するということ」

もぜひ読んでみてはいかがでしょうか。こちらもすごいです。愛とためらいの哲学を読んでから、フロムの「愛するということ」を読むことをお勧めします。

 

こちらは私のなかでもTOP10入りはするであろうお気に入りの本です。

 

 

 

 

 

 

おわり。

アディオス。