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一言要約:日本電産流「V字回復経営」の教科書 川勝宣昭著

さて、本日は

日本電産流「V字回復経営」の教科書

川勝宣昭

 

 

 

 

について書いていきたいと思います。

前回に引き続き、一言要約という形で進めていきたいと思います!

 

要約すると

「きちんとした営業の戦略をたてて」「それを現場に徹底」

この2つをやればよい、ということです。

 

それが、この本で書かれている核心です。

まあ、できてりゃ苦労しねえわ!、という要約になってしまいました笑。

 

まずは、営業の戦略ですね。

 

この本で紹介されている戦略の基本は、パレート図です。

を上手に使いこなしなさい、って感じですかね。すごくおおざっぱに言うと。

 

ja.wikipedia.org

こんな感じで、棒グラフと、その割合を簡単に見れる図です。

売上高と、どの企業が売り上げの上位を占めていて、どれくらいの割合かをを見ることが出来ます。

 

これを組み合わせることで、1個の視点だけではなく、複数の視点で分析できます。

そして初めて、対処するべきポイントが見えてくる、といった感じです。

 

本の最初に紹介されていたパレート図の使い方は

太客細客を見分ける

ことになります。

 

こういうパレート図を中心とした営業の問題点、注力ポイントのあぶり出し方法が書かれています。

 

機械部品を売っているメーカーなんかは、

もうこれそのまま使ったらいいんじゃないの?

と言いたくなります。

 

 

そして、「それを現場に徹底」の方ですね。

 

簡単に言えば、

「速いフォロー体制」

インセンティブの付与」

でそれを達成しています。

 

早いフォロー体制ですがこれは、

通常の報告会が月次で行われているとするならば、週次にする、

というものです。

 

フォローの回数を増やして、目標未達を防ぐ、という形です。

会議の回数は増えますが、これによって未達を防ぐ、何よりもそれを優先しよう、という考え方です。

 

たしかに、月1回の報告だったら、報告の分量も多いし、何も進まず1か月たっちゃったなんてこともありそうな話ですから、こういうことを防ぐためにも有効です。

 

 

そして、インセンティブの付与ですね。

 

いわゆる機能別組織(営業部隊、工場、研究開発etc)などは、それぞれの目標があるので、いがみ合ったりします。

これを同じ方向性を向かせるように、予算や目標を調整する、というのがこちらですね。

 

あくまで利益の最大化を目指して、工場であればコストダウン、営業であれば売上最大化、研究であれば売れる製品の開発、というように、全員が利益に向けて頑張る組織を作るために、という感じですね。

 

コストダウンにおいては、こちらも1日当たりで考えるのを、時間当たりで考えたりするのも重要だったりします。

 

んで、これを達成するのに、経営者がめっちゃ大事、という話で締めくくられています。

要は経営者が本気じゃないと、部下はついてこないよ、という話です。

最後は全然論理的ではないですが、まあこれも、企業文化という巨大な壁に立ち向かうには必要ということです。

 

すごく読みやすい文体だったので、すらすらっと読めますよ~

 

おわり

あでぃおす。

 

 

ちなみに、経営の基本を勉強するには、分厚いですが読みやすい文体で書かれている、

世界標準の経営理論:入山章栄著

もお勧めですよ~