「いきとは色っぽさ、意気地、諦観が混ざった日本独自の雰囲気である」
「いき」っぽい色だと書いてあったので、鼠色で書いてみました笑。
というわけで本日は、
「いきの構造」
九鬼周造著
について書いていきたいと思います。
この本は、「本 おすすめ」とかで検索して、「いったいこの本には何が書いてあるんだ?」と疑問を持っていた本でした。
結果、ちょっと昔のマンガとかドラマとかで「いきだねえ」という言葉があります。
じゃあその「いき」って何なの?
という疑問に、答えようとした本です。
最初で書いたことが全てです。
これらが、服装とか、色とか、建築とか様々なものに応用されています。
一例をあげると、
- 縦じまと横じまだと、縦じまのほうが「いき」
- ちょっと服を崩して着こなすと、「いき」
- 茶色、薄い水色、鼠色は「いき」
- 間接光や透過光を取り入れた建築は「いき」
などなどです。
たしかに、「いきだねえ」には、色々な意味が含まれているな、と読んで納得させられました。
あきらめる感じというか、ちょっとはかない感じだったりする場合に使ったり、色気がある場合に使ったり、キザな人に使ってみたり、色々な使い方があるように思います。
色っぽさ、意気地、諦観がいい感じに混ざり合って「いき」を形作っているんだ。
という本書の主張は、「確かになあ」と思いました。
こんな研究で飯が食えたら楽しいかもしれないなあ、と思いました笑。
ちょっと古い本なんで、日本語が読みにくいですが、最初の方だけ頑張れば、後はさらっと流し読みでもいいかなあ、と思いますので、気が向いたら読んでみてください。
おわり
あでぃおす。