さて本日は、田中洋著
「消費者行動論体系」
という難しい本について書いていきたいと思います。
詳細は省きますが、一言で言えば
「消費者行動を数式で表して、モノを効率よく売るための研究の教科書」
てな本です。
マーケティングと密接にかかわる内容ですね。
言葉遣いが、大学の教科書みたいな感じです。知らない言葉が出てきたりします。まあ、「広く皆さんに!」みたいな本ではなく、ちゃんと勉強する人が読むように作られているので、当然です。
とはいえ、人間の行動は複雑すぎて、なかなか簡単な数式には出来なさそうでした。できても、xに2を代入したらyは10になる、みたいな簡単な話ではなさそうです。
あと、テーマがいっぱい出てきます。1つのテーマに対して、複数の研究があるので、それまたややこしい。
人の記憶、についていろいろ行われている研究についても書かれていましたが、「記憶ってこういう仕組みなんじゃないか」というのが、複数提案されています。
複数あるので、覚えられません。
あきらめました。しかも大体「人の名前+モデル」みたいな感じやし…
テストがあるなら覚えますが…諦めます笑。
とまあ、難しい本ですよ、と書いたんですが、ちゃんと読めば、難しいなりの答えを返してくれそうでした。
多分、執筆時点での、消費者行動に関する代表的なことはこの本を読めばわかるんじゃないでしょうか。
「ちゃんと勉強しなくちゃ」という方は、一回こういう専門書みたいなのを読んで、基本を押さえたほうが、応用が利く気はしました。
読んでて思うのは、「あー、確かにこんな行動するわあ」というような、身近な行動が研究されているのが面白かったです。
「使ったことあるブランドの製品については謎の信頼がある」
「よく使う歯磨き粉的な奴に関してはあまり考えて買わないが、こだわりのあるものを良く選ぶ」
とか、この辺は「僕もそんな行動してるわ」ということもありました。
そういう意味で言えば、すごく身近な活動の研究をしているんだな、と思います。
そういう発見は、どんな本を読んでいても面白いところですね。
おわり
あでぃおす