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マスターキートン2巻~薔薇色の人生~書評:浦沢直樹

 

人生をかけるのに値するのは、夢だけだと思いませんか……

マスターキートン2巻 Chapter6 薔薇色の人生より

 

 

マスターキートンはどんなマンガ?

考古学者兼保険の調査員である平賀・キートン・太一が主人公のマンガです。

実はイギリス特殊空挺部隊SAS)に所属していたこともあるサバイバルのスペシャリストでもあり、設定もりもりの主人公です。

 

 

この主人公が、昔からの夢である考古学者になりたいのだが、現実は厳しい…

仕方なく危険な業務もある保険の調査員をしながら、いろいろな事件を解決していく、という物語です。

 

dic.pixiv.net

 

 

今回は2巻「薔薇色の人生」について書いていきたいと思います。

大人になったら忘れてしまう、大事なものを思い出させてくれるお話です。

 

 

 

 

薔薇色の人生:あらすじ

 

この回の登場人物は2人。

主人公のキートン

銀行の頭取兼5億の小切手略奪犯「ロッセリーニ

です。

 

このロッセリーニは、銀行の頭取という立場を利用して、5億をマフィアの社長から略奪します。

 

そしてそのお金を貧困地帯にばらまく、という何の目的があるのかわからない犯行をして、追われています。

 

なぜ彼はそんなことをしたのか。

それは

「彼の夢」

だったからです。

 

子供のころ、イエス・キリストに似ていると感じた彼は、いつかは無償の愛を示す行動をしなければと思っていました。

しかし生活を送っているうちにそんなことを忘れていました。

 

しかし、あるときふと「この夢」を思い出し、犯行に及んだ、ということが明らかになる、というストーリーです。

 

 

感想

 

 

シンプルに、「夢」って大事だな、と思えます。

冒頭でも書いたように、

 

人生をかけるのに値するのは、夢だけだと思いませんか……

マスターキートン2巻 Chapter6 薔薇色の人生より

 

 

ロッセリーニが居酒屋でキートンに言った言葉です。

その通りだなとしか思えません。

ばかげていても、お金にならなくても、それでもやる価値がある。それが夢というものです。

 

逆に、ばかげた夢のほうが良い気さえしてきます。

この人のように。。。

 

誰もやらないことをやる、みたいなことの方がなんか楽しい気がします。

 

ロックバンドが「社会はクソだ」って言うみたいな…

例え悪いか…

 

その為に全力を注ぐ人生の方が、死にかけたときに、

「いい人生だったな」

と思えそうです。

 

そんな気持ちになりたい人は、2巻、読んでみてください!

 

良ければ、1巻「砂漠のカーリマン」の感想もぜひ

 

おわり

あでぃおす。