「とりあえず小さく成功して大きくしたらええよ」
この本のポイントは
「いきなり大きく成功しようとしない、まずは小さく確実に成果を出す」
これが起業を軌道に乗せる秘訣とのこと。
読んだ感想を書いていきたいと思います。
書籍の基本情報
- タイトル:『小さくはじめる起業の教科書』
- 著者:酒井とし夫
- 出版年:2020年
- ジャンル:ビジネス・起業
- ページ数:248ページ
- 出版社:日本能率協会マネジメントセンター
こんな人におすすめ!
- なんとなく「やりたいこと」があるけど、起業とかよく分からない人
- 起業して失敗したくない!でも一歩踏み出してみたい人
「起業=大きなリスク」というイメージがあるかもしれませんが、この本は「むしろ少ない資金やリソースで少しずつ始めよう」という本です。
「自分サイズで始めましょう」と少し後押ししてくれるような内容になってました。
本書のポイント
小さく始めて、強みを生かす
「万人にウケるビジネスは存在しない!」とのこと。
本書では、自分の経験や強みを生かして、ニッチな分野でNo.1を目指すことをおすすめしています。
大きなことをやろうとしなくていい。
「自分ができること」「自分が得意なこと」に絞って、弱みは誰かに助けてもらいましょう笑
起業に必要な8つのこと
具体的に「これが大事!」と挙げられている8つのポイントがこちら
- 商品:強みを活かしたもの、すでに売れているものがベター
- 地域:競合が少ない場所を狙う
- 顧客層:法人ならニッチ市場、個人なら1万人ターゲットが狙い目
- 営業:見込み客を探して、リピートを大切に
- 顧客維持:関係性を深めてリピーターを増やす
- 組織:アウトソーシングやチーム対応も視野に
- 資金:まずは自己資金でスタート
- 時間:面談の時間確保がポイント
特に「営業」と「顧客維持」は何度も強調されていて「地道な努力が一番の近道」と言われている気がしました(笑)。
商品開発も大事ですが、売る力も大事です。
商品開発を具体的にどうしたらいいのかは書いてないので、それはまた各々で勉強してください笑。
小さな失敗を積み重ねて成長する
著者は「絶対成功しよう!」と意気込む必要はないと言います。
なぜか。
どうせ失敗するから
です。
むしろ「小さく耐えられるレベルで失敗をしよう」と訴えます。
感想:読んでみて感じたこと
「地道にやればなんとかなるかも…!」そう思わせてくれる本でした。
起業のリアルなステップが書かれているので、頭の中にぼんやり浮かんでいた「不安」がまあ、「どうにかなるかも」と思えたりもします。
特に営業の大切さや、リピーターを増やす仕組みについて書かれている部分は、「やっぱりここが肝心なんだな」と納得。
あと、うまく失敗と付き合いつつ「やりながら学ぶ」スタイルが推奨されているので、気持ちがラクになりますね。
まとめ:一歩踏み出す勇気をくれる本
起業は「怖いもの」ではなく、「コツコツ積み上げるもの」──そんなメッセージが伝わってくる一冊です。
「リスクは最小限、でもしっかり前に進みたい」という方にはおススメかと思います。
読んだ後、「自分にもできるかも!」と少し自信が持てるはずです。
「起業、ちょっとやってみようかな」 そんな気持ちになったら、ぜひ手に取ってみてください!