皇国の守護者
原作:佐藤大輔
画:伊藤悠
小説版が本体ですので、ぜひそちらも!
前回、書ききれなかったことをちらほら書いていきたいと思います。
前の記事でも書いていますが、人間の内面部分を詳しく書いてくれているのが、非常に面白く感じるポイントでもあります。
そんな主人公の新城大尉のよさげポイントを私なりにまとめてみました。
部下から信頼される男
いいですね。上の人たちには歯向かって下には気を遣うような男です。
現代で言えば、現場を大事にして部長には意見を言う、しかし結果を出す。こんな感じですね。
実際に前線に立つ、現場にいる人たちがちゃんと働けるようにするために、上司がいるのです。
それを体現しているような形でした。
当然戦争ですから部下を死に追いやったりします。
でも、できるだけ最小限にする、という姿勢がひしひしと伝わってくる。
こういう男になりたいものです。
そして、最後には自分で責任を取ろうとする場面もある。
完璧ですね。
小心と自棄という考え方。
僕これ、すごく好きなんです。
すげーネガティブですよね。僕も比較的ネガティブな人間です。
「自信を持って頑張ろう」とよく言われますが、自信を持てと言われても、持てません。それがネガティブな人間です。
しかし、この感じで考えれば、自信を持たなくても同じことができるな、ということに気づきました。
「自信を持とう」を「もう結果とかどうでもいいからとにかくやろう」に変換できます。
これ、私としては、なんか無理せずに積極的に行動につなげることのできる考え方で、よく使っています。
この辺は、ネガティブな人間の共感ポイントかもしれません。
どんな状況でも冷静
やっぱり、冷静な人は信頼されるな。特に土壇場で冷静であることは結構大事です。
私なんかは、以前働いていた職場でトラブルが発生したときは常にテンパっていました。
良くないんですが、テンパってしまうので、どうしようもありません。
新城大尉は、テンパってるのを見たところがないので、うらやましい次第です。
ちゃんと自分で自分をコントロールしている場面が、ちょっとギャグ的ですが、よく書かれています。
余談ですが、「テンパる」については克服手段を覚えました。
すげー簡単ですが、効果あると思います。
- 深呼吸
- 「ただでさえカスな自分がテンパったらさらにカス」
ですね。
深呼吸は、普通に落ち着きます。シンプルに笑
テンパッたらカスになる、というのも、結構使えます。テンパったところで何も解決しない。それなら落ち着いて普通の自分で対応した方がマシだ。と考えます。
意外と使えるので試してみてもいいかもです。
最後脱線してしまいましたが、こんな感じで、カッコよくは無いんですが、魅力的な主人公です
等身大なところもありながら、無茶苦茶強い。主人公要素もあるわけです。
私個人としては、共感できる考え方をしているし、弱い部分もいっぱいある、実に人間的な主人公だからこそ、このマンガが面白いのかな、と感じました。
おわり
あでぃおす。
小説版が本体ですので、ぜひそちらも!