【10年使えるSEOの基本】全体像
『10年つかえるSEOの基本』は、SEOの“本質”をわかりやすく解説したロングセラーです。
時代に左右される小手先のテクニックではなく
「検索する人にとって役に立つとはどういうことか?」
という普遍的な視点からSEOを学ぶことができます。
検索エンジンの仕組みや、ユーザーの気持ち、そして良質なコンテンツの作り方までを、初心者にも伝わるように丁寧に解説してくれています。
まさに“基本にして核心”。
SEOを学びたいと思ったとき、最初に読むべき一冊だと感じました。
ただし、これからのAI時代の波に対応できているのか…
とにかく、本で学んだことをまとめていきたいと思います!
- 【10年使えるSEOの基本】全体像
- 第1章:検索エンジンの目的と構造
- 第2章:検索ユーザーの行動と心理
- 第3章:適切なキーワードの選び方
- 第4章:キーワードのサイト内活用方法
- 第5章:コンテンツの品質と信頼性
- 第6章:自然なリンクの集め方
- 第7章:SEOを販促ではなく“価値提供”と捉える
- 感想と読後の気づき
- 書籍情報・購入リンク
第1章:検索エンジンの目的と構造
検索エンジンは、インターネット上にあふれる情報を整理し、ユーザーが求める答えを見つけやすくするための仕組みです。
そのために「クローラー」というものが情報を集め、「インデックス」がそれを整理する。
この構造を理解することが、SEOのスタートラインなんですね。
検索上位に出るには、この検索エンジンの論理を踏まえたサイト設計が不可欠になります。
第2章:検索ユーザーの行動と心理
検索でサイトに来る人たちは、みんな違う背景や目的を持っています。
一つのキーワードでも意味や意図が異なることもありますし、複数の検索語を組み合わせて調べるケースも多いです。
だからこそ、特定の検索語だけに偏らず、様々な検索ニーズを想定してコンテンツを構成することが大切になります。
第3章:適切なキーワードの選び方
検索するユーザーのニーズとともに、どんな言葉で検索されているのかを知ることは、SEO対策において重要な一歩です。
Googleキーワードプランナーやラッコキーワードといったツールを活用することで、ユーザーが実際に使っている言葉を調べることができます。
思い込みではなく、実際のデータに基づいたキーワード選定が、成果を左右します。
第4章:キーワードのサイト内活用方法
選んだキーワードを、自然な形でコンテンツに組み込む技術も必要です。
タイトルやメタディスクリプションにはキーワードをしっかり入れたいですが、不自然な表現にならないよう注意が必要です。
検索エンジンに伝えるための“見せ方”を工夫しつつ、人が読んで納得できる文章に仕上げる。このバランス感覚がSEOの要です。
できるだけ早い段階でキーワードを入れ込むのもポイントですね!
第5章:コンテンツの品質と信頼性
SEOで成果を出すには
「検索する人にとって本当に役立つ内容か?」
という視点が何よりも大切です。
専門性や信頼性、そして独自性があるコンテンツこそが、検索エンジンにもユーザーにも評価される時代になっています。
内容の深さや視点の切り口に気を配りながら、丁寧に作り込む必要があります。
第6章:自然なリンクの集め方
外部リンクは、今もSEOにおいて大きな意味を持ちます。
ただし、無理に集めたり買ったりする時代は終わりました。
大事なのは
「紹介したくなるような中身があるかどうか」
SNSや他サイトで自然に言及されるような記事を目指すことが、長期的に見て一番の近道です。
第7章:SEOを販促ではなく“価値提供”と捉える
SEOは広告ではありません。
検索する人の課題を解決するために、良質な情報を届けること。
それが結果的に検索上位に繋がるのだという視点が、この章では強調されています。
ただ、検索エンジンの時代からAI検索の時代へと移行しつつある今、この辺がどう変わっていくのか、しっかりと見極める必要があります。
感想と読後の気づき
「SEOの基本は、検索した人の役に立つこと」
改めて原点に立ち返らせてくれる内容です。
僕自身、何度か読み返していて、そのたびに理解度が上がっている気がします。
今回はSEOやライティングについて復習したいと思って読みました。
情報発信に少しでも関わる人、特にこれからブログやメディア運営を始めようと思っている人には、本当におすすめです。
SEOの「本質」ってどこにあるの?
とモヤモヤしている人には、間違いなくヒントになるでしょう。
初心者にも、中級者にも、長く使える知恵が詰まった一冊です。
ただ、AIがどんどん文章を“読む”側になってきていますよね。
これからは「AIに読まれるための文章」を書かなきゃいけない時代になるのかもしれない。
もともと困っている人に向けて書いたのに…。そんなAI向けのコンテンツバッカになってしまった場合、人は検索行為をしないようになる気がします。
そうなると、これからは「誰が書いたか」がはっきりわかるようなコンテンツ
――たとえばnoteやInstagramのような、書き手の顔が見える場がより重要になってくるような気がしました。
誰かわからない専門家より、身近の頭がいい人的な。
信頼している誰か、たとえばマイクロインフルエンサーが言っているから読む。
そんな“人ベースの信頼関係”が、検索順位よりも価値を持つようになる時代がきっと来るんだろうなと。
SEOも終わりの始まりかもしれません。
タイトルのように、ちょうど10年で終わってしまったとしたら、時代の変化を感じますね…
書籍情報・購入リンク
📘 書籍名:『10年つかえるSEOの基本』
🖋 著者:土居健太郎
🏢 出版社:技術評論社
📅 出版年:2015年