さて、本日は、
田坂広志著
直感を磨く
について書いていきたいと思います。
こちらも一言要約をまずはしましょう。
「自分の無意識を活性化させ、判断の質を高める技法」
といったところでしょうか。
細かく色々技法が書かれていますが、要点としては
- 論理的思考の上に、直感があり、それを磨く方法がある。
- 論理的思考にも種類があるが、それだけではだめ、直感と体験知に基づいた判断も必要。
という感じです。
まず、
- 7つの思考法
- 体験知を活用する自己対話
- これらを高める身体的技法
の3つに分けて書かれています。
どうなんですかね。
個人的には、一つ一つ、すごくいいことを言っていると思います。
わたし、脳科学とかも勉強しているのですが、その観点から見ても「正しい」ということが書かれています。
また、「アイデアのつくり方」ジェームズ・W・ヤング著にも書かれているものもあります。
そんな感じで、個々のやつはすげえいいことを書いていると思います。
個人的にも納得感が高い本でした。
ですが、なぜこの7つなのか、その辺がよく分かりませんでした。
新書の限界といったところでしょうか。
特に、すぐできるのは、身体的技法の所です。
これは、わりとパクりまくっていいと思います。
絶対に、家で悩むより、公園とか言って落ち着いた方がいいです。
- 家で1時間考える→公園で4時間リラックスする⇒1時間考える。
これを繰り返す先に、おそらくアイデアが出てきます。多分、悩み続けるより、こっちの方が早く思いつきます。
まさに直感・ひらめきです。
なんで他のことをした方がいいかというと、脳みそ内の別の脳回路が動くので、新しいものと紐づけしやすくなるからです。
でも、ある程度元の脳回路を強化してあげないと、それも生み出せないので、
悩む→休む→悩む
を繰り返しましょう。
あと、PCとにらめっことかスマホをいじるとかを辞めたその先に、何か未知の世界があると思います。
そこで初めて直感が生まれて、直感に気づけるのだと思います。
理屈は抜きに方法論としては非常によくできた本だと思うので、
「考える」ってどうやってやるの?
と思っている人は、ここに書かれていることをがむしゃらに試すのも、1つの方法だとおもいます。久しぶりに結構いい本が読めました。
おわり
あでぃおす