さて本日は、勉強系です。
1からの消費者行動論 松井剛 西川英彦著
について書いていきたいと思います。
こちらについても一言で要約しますと、
「消費者の行動を分解すると、ニーズとか色々見えてくる」
という感じの本、というか、学問ですね。
いわゆるマーケティング的な奴です。
スーパーに行った時の人の行動を分解して、どうしたらもっと売れるかとかを考える学問ですね。
例えば、最初に商品を見る、という所も色々分解できます。
-
露出 外部刺激
-
注意 刺激の中から取捨選択をすること
-
組織化 それらをグループ分けする、
-
解釈 これはこういう商品だ
こんな感じで行動を分解していって、人の行動について考えてみる学問ですね。
特に、購買行動についての行動です。
人は学習し(第3章)、記憶し(第4章)、製品に何らかの形で関与し(第5章)、意思決定をします(第6章)。こういった行動も色々分解して考えます。
この本の特徴としては、それぞれの行動に対して、具体的な例が書かれているので、非常にわかりやすいです。
例⇒理論、という順序で構成されていますが、非常にすっと理論が入ってきます。
例があるので、非常にわかりやすいです。
そんな感じで個人の動きを分けたりもします。他にも、セグメンテーションと言って消費者をグループ分けしたり(第7章)、広告とかのコミュニケーションの方法を考えたり(第8章)、店頭での売り方を考えたり(第9章)、消費者の内面(アイデンティティ)を深ぼって見たりします(第10章)。
また、集団としても考えてみたりします。
家族での消費における役割を考えたり(第11章)、準拠集団について考えてみたり(第12章)、社会的地位について考えてみたり(第13章)、サブカルチャーや文化について考えてみたり(第14章、第15章)します。
こんな感じで、「人の購買行動」をいろんな目線で分解してみて、もっと物を売れる形にできないか考える学問です。
その学問でどんなことが研究されているのか、それについてざっと知るのには、非常に読みやすいし分かりやすかったです。
入門書としては最適、ほんとに「1からの」という感じでした。
これから勉強しなくちゃ、という人にはおススメかもです。
おわり
あでぃおす。