ゆるだら派遣社員_暇なので勉強する

30代で派遣社員でゆるだら生活。貯金はないですが、これ以上働けません。 本を読んだり酒を飲んだりして過ごしています。

【書評】マーケティングを勉強したい人はぜひ! 「ファンダメンタルズ×テクニカルマーケティング」で成功する方法

現代の広告と言えばWeb広告
そのWeb広告の運用効率を最大化させる
Webマーケティングの重要性は
どんどん高まっています。

その中でWebマーケティング
基礎(ファンダメンタルズ)」と
技術(テクニカル)」に分け
理解しようとする一冊がありました。

個人的に久々の「アタリ」本でした。
今回は、この本の概要と魅力を深掘りしながら紹介します。

 

本のタイトルと著者

 

 

本書の概要

本書では、以下の2つのマーケティングアプローチが
柱となっています

  1. ファンダメンタルズ(基礎)
    • 顧客の感情や行動を理解し、「誰に」「何を」「どう伝えるか」を設計する部分
    • いわゆる従来のマーケティングの部分
  2. テクニカル(技術)
    • データ分析や広告運用を駆使し、効率的に成果を上げる部分
    • 広告運用の実務的な部分

この2つをバランスよく組み合わせることで、
現代の激しい競争環境に対応できる
マーケティング戦略を構築します。

本書の構成

第1部:ファンダメンタルズ

本書の第1部では
マーケティングの基礎:ファンダメンタルズ」
の部分を掘り下げています。
前提条件として「リアルとネットの違い」で
大きく状況が変わっていることが挙げられています。

ネットの競争は、質・価格・スピードで世界一のレベルが求められる
このような状況はWebが普及する前には
考えられなかったことです。

これに対応するためには、次のようなリサーチが欠かせません。

  • 顧客インタビューで直接声を聞く
  • 生の声を参考にしながら、SNSやレビューサイトからの意見を収集する。

こうしたリサーチによって、
徹底的なユーザー起点で
この商品でしか伝えられない独自の価値(USP)
を明確化し、
世界で唯一のポジションを確立することができます。
こうして初めて、戦場に立つことができるのです。

第2部:テクニカルマーケティングの極意

第2部では、マーケティング施策を効率化するための
テクニカル」な手法を学べます。
データが可視化された今、
広告やランディングページ(LP)の改善ポイントが
明確にデータとして見ることができます。

ただし、その分析手法が間違っている場合が多い

例えば、LPにおいては、
以下の点を参考にしながら考えることが
重要だと述べられています。

  1. なぜ目についたのか?
  2. なぜクリックしたのか?
  3. なぜ購入に至ったのか?

これらを深く分析し、改善を繰り返す重要性が強調されています。
そして、これを自分の言葉で説明できるまで、自分の中に落とし込みます。

さらに、KPI(重要業績評価指標)の設定や
広告費用対効果(ROAS)の計測方法など、
具体的な数値目標の立て方も詳しく解説されています。

第3部:これからのマーケター像とブランド戦略

最後の第3部では、「未来のマーケター像」について語られています。
本書の著者が強調するのは、以下の5つのスキル

  1. 一言一句にこだわる
  2. システムバグに至るまで様々な要因を探る
  3. 時代の変化についていく
  4. マネジメントスキル
  5. 何か自分だけの秀でたスキルを持て

です。広告を最大限に有効活用することで
「それが欲しい」消費者に届けることができ、
結果として多くの人の役に立てる、
という意識も重要です。

本書の魅力とおすすめポイント

  1. 初心者からプロまで学べる内容の深さ
    1. マーケティングの基礎と最新技術のバランスが取れており、どのレベルの読者でも学びがあります。
  1. 具体的な事例が豊富
    1. リサーチ方法や広告改善のポイントなど、すぐに実践できるノウハウが満載です。

こんな人におすすめ

  • Webマーケティングをしっかり学びたい初心者。
  • 初心者向けでは物足りない人

 

 

まとめ

『ファンダメンタルズ×テクニカルマーケティング』は、
マーケティングの基礎と技術を融合させた
戦略的アプローチを提案する必読書です。
この本を手に取ることで、
競争が激化する市場での成功に向けた
新たなヒントを得られることでしょう。

ぜひ一度読んでみて、
あなたのマーケティングに活かしてみてください!