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紅の豚の感想と考察|スタジオジブリの名作アニメを徹底レビュー

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改めてスタジオジブリ作品「紅の豚」を見てみました。

 

というわけで、あらすじとか感想とか書いていきたいと思います。

 

 

 

紅の豚のあらすじ


紅の豚」は、1920年代の地中海を舞台にした物語です。

元イタリア空軍のエースパイロットであり、謎の呪いによって豚の姿に変えられた男、ポルコ・ロッソ(紅の豚)が主人公の物語。

ポルコ(豚)は、空賊相手に「賞金稼ぎ」として生計を立て、イタリア内でも有名な人物です。

彼の周囲には、旧友であり愛する女性ジーや、若き飛行機整備士フィオ、そしてアメリカからやってきたライバルパイロット、カーチスなど個性的なキャラクターが登場します。

物語は、ポルコの生き様を通して、戦争の悲惨さや人間の本質を描きつつ、彼が自分の過去や心の葛藤と向き合う姿を描いています。

冒険とドラマが詰まったこの映画は、スタジオジブリならではの魅力的なアニメーションと、深いテーマを兼ね備えた名作です。

 

2. 主なキャラクター紹介とその魅力


ポルコ・ロッソ

パイロットで、現在は豚の姿をしている主人公:ポルコ。

豚になった理由は作品の中では明かされていません。

戦争を経て友人たちを失い、一人孤独に賞金稼ぎをしています。

 

フィオ・ピッコロ

若く優秀な飛行機整備士。

ポルコの飛行機を修理し、彼と接していくうちに恋してしまいます。

若くエネルギッシュで、女性であるにもかかわらず男性中心の業界で堂々とした姿勢を見せます。

彼女のおかげで呪いが…

 

ジー

ポルコの旧友であり、彼やその周りの空賊たちにとっても特別な存在。

ジーナは空賊たちの集まるホテルの経営者でもあります。

彼女の存在は、彼女も戦争によって過去の悲劇を抱えています。

 

カーチス

アメリカからやってきた自信過剰なパイロット。

ポルコに挑戦し、彼とのライバル関係を形成する一方で、どこか憎めないキャラクターです。

彼の行動や言動は物語にユーモアをもたらします。

 

 

映画のテーマとメッセージ


紅の豚」には、戦争の虚しさとそれがもたらす心の傷が、作品全体を通じて描かれています。

ポルコが人間の姿を失った理由も、戦争の悲劇と無関係ではないでしょう。

彼は過去の罪や失敗に囚われながらも、それを乗り越えようとする姿が見え隠れします。

飛行機が発明されて、人々が冒険心にかられた時代から、飛行機が戦争の道具として使用され、人の命を奪っていくようになります。

その中で様々な出来事があり、人間関係を複雑にしていきます。

単純にはいかない人間社会と人間模様が描かれています。

 

 

個人的な感想


いまさらですが、絵がきれいですね。

飛行機がモチーフの映画ですから、多くの飛行シーンが描かれます。

特に何も物語は進展しませんが、その空を飛ぶ様子を見ているだけでも、150円の元を取ったような気がします。

 

そして、豚、カッコよかったです。

 

どちらかと言えば大人になってからその価値がよくわかる作品かなと思いました。

 

特に時代背景について。

ファシズム時代のイタリアとか、秘密警察とか、意外と暗い時代を扱ってたんだな、というのを改めて知りました。

 

後、登場人物、よく考えたら全員悪人です。

賞金稼ぎ&空賊ばっかり出てきます。

 

飛ばねえ豚は、ただの豚

という、有名な名言がありますが、私には、そのカッコよさは映画全体を見終わった後に感じました。

 

結構序盤で出てくるんですよね。あれ。

んで、その後「バカ」ってすぐジーナに言われるし…

 

ただ、自分を曲げずに飛び続ける。

例え時代が変わっても、頑固な、昔ながらの、無骨に飛行機に乗る

そんな少しダサい男の物語だったように感じました。

 

よく言えば、自分を曲げない。悪く言えば、時代に適合できていない

 

そんな主人公を中心に、悪人だらけの戦いを、コミカルに描いた作品。

 

戦争を題材にしながらも、コミカルに見れる、ジブリの良さを感じされる作品でした。

 

 

 

*画像参考URL

https://www.ghibli.jp/works/porco/

 

 

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