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書評:超入門「中国思想」

今回は、湯浅邦弘著

超入門「中国思想」

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について書いていきたいと思います。

 

【新品】超入門「中国思想」 湯浅邦弘/著

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この本では

 

が取り上げられています

 

孔子は、仁義を唱えた人、中国思想の源流のような人です。

孟子は、性善説の人ですね

荀子は、逆に性悪説の人

墨子は、他者への愛と専守防衛を唱えた人です。

老子荘子は、老荘思想として、現代でも使えそうな、「足るを知る」とか「自分が快適と思うことを快適と思え」とか、そういう思想です。

孫氏は、軍略で有名ですね。韓非子は、キングダムに出てくる李斯と同じ法家です。

この2人は組織論として、まとめられていました。

最後に鄒衍(すうえん)ですが、五行説という、「気」の思想の人です。

 

色々な人の思想が分かりやすくまとめられていて、非常に読みやすくって助かりました。

 

中国思想って、なんか似た名前の人が多くて、誰が何を言っているのかよく分からないので、いまいち勉強する気が起きなかったのですが、いい勉強になりました。

 

現代語で、簡単に解説してもらえたのが非常に良いと感じる本でした。

 

特に、墨子と、その仲間?である墨家の人たちの動きが非常に面白いと感じました。

孫氏とか、性善説とか、ふんわりと「こんなことだろうな」というのは知っていましたが、墨子に関しては知らなかったというのもあります。

 

まず、他者への愛ですね。これは、キリスト教にも通ずるものがあるなと思いました。

 

「近親者だけを愛してはいけない」

「周りのみんなを愛することで、平和な社会が訪れる」

という考え方です。

 

また、専守防衛、と書きましたが

侵略戦争はいけない」

「ただし、守るものは守ろう」

という考え方をしています。

 

最強に面白いのは、この墨家の人たちは、

実際に戦争にも参加していることです。

 

口だけじゃなくて、手足も動かしている点が、非常にすごいというか、尊敬というか、これはなかなかできないことだな、と本を読んで思いました。

 

というわけで、この本でおおざっぱにいろいろなことを知れたので、

 

もうちょっと「墨子」と「墨家」について詳しく知りたくなりました。

勉強しよ。

 

 

おわり

あでぃおす。

 

 

 

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