ゆるだら派遣社員_暇なので勉強する

30代で派遣社員でゆるだら生活。貯金はないですが、これ以上働けません。 本を読んだり酒を飲んだりして過ごしています。

『イスラムと仲良くなれる本』 – 異文化理解の第一歩_感想

異文化理解の重要性がますます高まる現代。

特に日本人になじみのないイスラムについて、いろいろ勉強してみようと思いました。

 

 

 

 

イスラムと仲良くなれる本』は、そんな異文化理解の第一歩としてはちょうどよい一冊でした。

本書では、イスラム教の基本的な教えや習慣をわかりやすく紹介し、リアルなムスリムがどんな感じなのか、具体的エピソードを交えて教えてくれました。

 

書籍の基本情報

  • 著者: 森田ルクレール優子
  • 出版年: 2024年
  • ジャンル: 宗教・文化
  • ページ数: 224ページ

↓参考↓

あらすじ

イスラムと仲良くなれる本』は、イスラム教の基本的な教えや習慣について解説しています。

日本人でムスリムになった著者が、自身の経験を交えながら、イスラム教徒との交流でよくある誤解や、気をつけるべきポイントを具体的に示しています。

 

また、イスラム教の歴史や文化的背景についても触れ、読者がイスラム教徒の考え方や価値観を理解する助けとなる内容が盛り込まれています。

 

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主要テーマと見どころ

本書の主要テーマは「異文化理解」ムスリムとの交流」です。

以下の点が特に印象的です。

 

  1. イスラム教の基本教義: 五行や六信など、イスラム教の基本的な教えをわかりやすく解説しています。
  2. リアルなムスリム: イスラム教徒の日常生活での習慣や、どんな生活スタイルなのか、日本との関係についても触れながら説明があります。。
  3. 誤解と解消: イスラム教に関する一般的な誤解を取り上げ、それを解消するための具体的なアドバイスが提供されています。

感想と評価

良かった点
  • わかりやすさ: 専門的な用語はほぼ使われず、初心者にも理解しやすいように書かれている点が非常に良かったです。
  • 具体的なエピソード: 著者自身の経験を交えた具体的なエピソードが多く、ムスリムを身近に感じられるエピソードばかりでした
  • ポジティブなアプローチ: イスラム教徒との交流を前向きに促す内容が多く、読後感が非常に良いです。
改善点
  • 深堀りの不足: 初心者向けの内容が多いため、もう少し深い知識を求める読者には物足りないかもしれません。
  • 情報の偏り: どうしようもないですが、著者自身の経験によるところが多いため、イスラム教全体の多様性についての説明がやや不足しています。

 

個人的には、まず、ムスリムである日本人が非常に少ないため、日本語でムスリムについてムスリム自身が書いてくれている、と言うだけで貴重な本だと思いました。

 

そして、一人の人間・一人のムスリムとしての気持ちがよく分かる本で、ムスリムについて本を読むだけで身近になった気分になりました。

 

堅苦しい教えから入るのではなく、「いったいどんな人なのだろう」というのがイメージできるいい本でした。

 

まとめとおすすめポイント

イスラムと仲良くなれる本』は、

堅苦しくなくイスラム教についての基本的な知識を身につけたい人や、イスラム教徒との交流を深めたい

と考えている人に非常におススメです。

 

特に、異文化理解に興味がある学生やビジネスパーソンにとって、第一歩としては非常に良い本です。

 

 

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