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【書評】田舎出身者が共感する!『ばらかもん7巻』【ヨシノサツキ著】

 

さて、前回に引き続き

ばらかもん 7巻

を読んでみました。

 

 

 

1巻の記事はコチラ↓

 

www.fijifiji.site

 

 

 

今回は、田舎の高校生「ヒロシ」の進路相談のお話を書いていきたいと思います。

 

 

 

漫画全体のあらすじ

ばらかもん」は、都会育ちの書道家・半田清舟が五島列島にやってきて、島民たちとの交流を通じて成長していく様子を描いた漫画作品です。

 

主人公・半田清舟の紹介

半田清舟は、書道界の重鎮を殴ってしまったことで、罰として五島列島へ送られます。そこで彼は、自然豊かな環境や個性的な島民たちと出会いながら成長していく様子が描かれています。

 

島民たちとの出会い

半田清舟は、五島列島に到着すると、島民たちと出会います。彼らは、都会育ちの半田先生に対して、最初は戸惑いを見せますが、次第に打ち解けていきます。

特にガキンチョに人気になります。

 

書道家としての成長

半田先生は、五島列島で過ごす中で、時に田舎の自然の、時に田舎の人々にインスピレーションを受けながら、書道家としても成長していきます。

 

都会と島を行き来する日々

半田清舟は、五島列島で過ごす中で、自分自身や書道家としての将来について考えるようになります。そして、都会と島を行き来する日々を送りながら、自分自身を見つめ直すことになります。

 

感想:いみじくも担任の言葉が感慨深い

 

この7巻では、島の男子高校生「ヒロシ」が学校の先生に進路相談をします。

ヒロシは高校3年生。

 

長崎の五島列島が舞台ですから、まあ、卒業後は島を出ていく人が多いです。

ヒロシもそんな中の一人ですが、島で半田先生に出会ってから、大きく進路変更をします。

 

長崎の身の丈に合った大学⇒料理人

 

半田先生に料理をほめられてから、急に進路変更をしたのです。

 

まあ、こんな些細な出来事がきっかけですから、学校の先生は反対します。

 

それで半田先生にも進路相談してしまうヒロシ、みたいな話がありました。

 

個人的に感じたことが、学校の先生が発したひとこと

 

大学に行くにしろ就職するにしろ

島からは出なきゃいけないからな

一度離れてしまうと戻ってくる生徒は少ないし

若者が働くには島は狭すぎる

その気はなくても故郷を捨てなきゃいかんのが

お前らの運命なんだろうな

 

ばらかもん7巻より

 

 

田舎出身のワタクシ、その通りだなあ、と思いました。

 

島だけではなく、各地の田舎で起こっていることでしょう。

 

仕事が無い、ということもあるし、やりたいことは都会にしかない、ということもあるでしょう。

 

今の時代に生まれて、東京や大阪に行かずに過ごす、というのは、行ける可能性を持った者には、ちょっと寂しい気がします。

 

田舎がすげー嫌いだから出ていく、というよりは、時代の流れで外に行く、という時代に生まれ、その通りに東京で貧乏生活を送っているワタクシ。

 

東京もいいですが、田舎もいいなと思います。

 

最近ついに30代になり、色々と人生を考えています。

 

一番公開していることを書いて締めたいと思います。

「高校生の僕、もう少し人生の事とかに脳みそ使えよ!!!」

 

おわり

あでぃおす