実現したら確かに核戦争は終わるかもしれない…
小学生の私にそう思わせたマンガ、そしてトマホークミサイルというものを教えてくれたマンガ
それが沈黙の艦隊です。
なんか実写映画化されるらしいので、全巻電子書籍で買って読んでみました。
イントロダクション
この記事では、実写映画化が決定した「沈黙の艦隊」について、改めて原作を読み直してあらすじをまとめています。
2023年9月に予定されている映画公開の前に、簡単に原作の内容を復習できるような記事になっています。
マンガの概要
物語は、東西冷戦期。
日米共同で建造された原子力潜水艦「シーバット」が脱走します。
アメリカ海軍に追われる中、主人公で艦長である海江田四郎は、この原子力潜水艦は、
独立国「やまと」として宣言し、独立を求めます。
のちに分かることですが、海江田の独立した目的は
「世界の核戦争を抑止する」
この目的のために、危険がある中で独立をかけて戦争をします。
聞こえはいいですが、途中で核兵器を使ってアメリカ海軍を脅すなど、核テロリストまがいの行動もします。
ですので、アメリカ海軍は総力を挙げて撃沈しようとします。
が、海江田四郎率いる「やまと」はその天才的な戦術によって、アメリカの猛攻をしのぎ、ニューヨークに到達します。
ニューヨークでは国連総会に出席し、海江田が提唱する核抑止システム「沈黙の艦隊」を提案する、というストーリーです。
それを実現するために。このような過酷な旅をします。
その中で軍事や政治、外交やマスコミまで巻き込んだ、現代社会の複雑さ、危うさを描き出した作品です。
主要キャラクターの紹介
海江田四郎
脱走艦「シーバット」艦長、独立国「やまと」元首であり主人公
自衛隊での有数の秀才で、人間には不可能だろ、というような戦術でアメリカと戦う。
「沈黙の艦隊」という新しい核抑止システムを提唱し、その実現を求めて脱走した
深町洋
日本自衛隊潜水艦「たつなみ」艦長
海江田四郎とは自衛隊の同期。東京湾でアメリカが日本の艦「サザンクロス」を攻撃した際に大活躍。最後は「やまと」に乗り込むことになる重要人物。
ちなみに僕はこの人が大好きです!
ニコラス・J・ベネット
「やまと」とはずっと敵だが、最後は核廃絶に向けて考え方が変化していく。
ジョージ・アダムズ
ベネットと敵対しながらも、海江田を国連に招き、「世界平和の番人」として奔走する。
ストーリーラインの概要
おおざっぱに、下記のようなストーリー構成になっています。
マンガの特徴や魅力
このマンガは、政治とか軍事に興味ある大人がハマりそうなマンガです。
新しい政治概念とかを漫画の中で書いています。
実現が出来そうかなどは分かりませんが、
「世界政府構想」とか、「やまと保険」とかはなかなか面白いアイデアです。
特に「やまと保険」は最初に読んだのが小学生だったので、よく分からなかったのですが、いま改めて読むとなかなか深い概念だと思いました。
死ぬほど税金取られそうなシステムですが笑。
それでは
あでぃおす