目先の利益の最大化はいかんでしょ
というのが、この本で言いたかったことではないのか…
ファイナンス思考
日本企業を蝕む病と、再生の戦略論
について書いていきたいと思います。
筆者の経歴、ちょっと面白いですね。競馬学校行ってたんですね。
簡単に、言いたかったことを僕なりにまとめると、
「時間軸を短く切り取ると、本当に大事なことを見失うよ」
「その代表例のPLばっかり見てると、将来的な利益も含めた価値を見出せないよ」
ということです。その恐ろしさをつらつらと書いている本、というような印象でした。
最初の方に本当に大事なことが書かれているような印象でした。
私も昔ながらの日系企業にいたことがありますが、まさにこのPL思考が現れている場面がたくさんありました。
目の前の利益を気にしているとしか思えない動きって結構多いんですよね。
逆に、長期的な目線での設備投資とか、人材に対する投資とかが無いなあ、と思っていた記憶があります。
直接は関係ないかもしれないですが、年度末にいきなり予算が余ったとかで、急に経費が使える、みたいな状況がありました。
んで、めっちゃ必要でもないけどちょっと必要、みたいなものに結構な金をかける、という状況が発生していました。
これはどうなんだろうな、、、とずっと思っていました。
ペーペーですから反対しても何の意味もなかったので、言われたとおりに仕事していましたが…
この本を読んで、そういう昔感じていたもやもやに対して、
「やっぱりだめだよ、うん!」
と、当時の気持ちを代弁してくれている気分になりました。
それがなんか、うれしかったです。
僕みたいなペーペーが感じていたことも正しかったんだ、てな気分ですね。
勉強にもなるし、なぜか自己肯定感も高めてくれる良い本でした!!
この本でも、結構分かりやすかったと思いますが、前提として会計知識が必要である形でした。
そんなこと知らないよ、という人のために、
「ゼロからわかるファイナンス思考」
も販売されているみたいです!
おわり
あでぃおす