人を信じ、人に信頼される男になってくれれば、それでいい
マスターキートン10巻
についてレビューしていきたいと思います。
マスターキートンはどんなマンガ?
考古学者兼保険の調査員である平賀・キートン・太一が主人公のマンガです。
実はイギリス特殊空挺部隊(SAS)に所属していたこともあるサバイバルのスペシャリストでもあり、設定もりもりの主人公です。
この主人公が、昔からの夢である考古学者になりたいのだが、現実は講師に就職することすら厳しい…
仕方なく危険な業務もある保険の調査員をしながら、いろいろな事件を解決していく、という物語です。
今回は10巻について書いていきたいと思います。
前回に引き続き、お酒のお話です。「ウィスキーキャットの村」
「ウィスキーキャットの村」あらすじ
ウィスキー工場で、ネズミを捕まえるために飼われているウィスキーキャットの「ベサ」が主人公のお話です。
動物が主人公なのは、マスターキートンのなかでもこのエピソードだけですね。
あるスコッチウィスキーの職人がいる家族のお話で、猫目線で話が進みます。
まず、息子のショーンの友達が、殺人事件の容疑者として捜索されています。
息子は、友達をかくまい、嘘を警察につきます。
結局居場所がばれてしまい、その友達は捕まってしまいます。
が、息子のショーンは、友達が殺人事件などしてないと信じ切り、逃亡を助けようとします。
逆に友達も、ショーンが裏切って自分の居場所を知らせたのではないかと疑ってしまいますが、すぐに反省し、ショーンに謝ります。
結果、友達は殺人事件の犯人ではないことが分かります。
その様子を見たショーンのおじいちゃんは、息子の友達を信じ切った姿をほめて、一人前の人間として認める、という話です。
感想~人として大事なことが学べた
人に信頼される男が、頭がいいとか、そういうことより大事だ。みたいなことを教えてくれるお話です。
本当にそうだなあ、と思いました。
結局、人に誠実である人が、一番かっこいいと思うのです。
人の外面とかに踊らされず、その内面と向き合って、一人の大人として真剣に向き合うう。
このような姿勢が一番大事だと思います。
学歴社会の日本でそんなことを言うのか、という気がしますが、こういうのに踊らされないように、人間の本質みたいなもの同士で、ぶつかっていきたい。
難しいんですけどね…
でも思うのです。
そういう姿勢が、人間の深さなんじゃないかなあ、と
おわり
あでぃおす。
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