本当に宝は金には変えられないんです。
マスターキートン14巻
についてレビューしていきたいと思います。
2回目ですね。失礼します。
マスターキートンはどんなマンガ?
考古学者兼保険の調査員である平賀・キートン・太一が主人公のマンガです。
実はイギリス特殊空挺部隊(SAS)に所属していたこともあるサバイバルのスペシャリストでもあり、設定もりもりの主人公です。
この主人公が、昔からの夢である考古学者になりたいのだが、現実は講師に就職することすら厳しい…
仕方なく危険な業務もある保険の調査員をしながら、いろいろな事件を解決していく、という物語です。
今回は14巻より「いいパブの条件」について紹介したいと思います。
14巻「いいパブの条件」あらすじ
キートンは、自分のの探偵事務所のたった一人の同僚、ダニエルと飲みに行きます。
その行きつけのパブのお話です。
昔ながらのパブで、おひとりさまでも複数人でも、気さくなマスターとバーテンが待ってくれている。そんなパブです。
なじみの店ってやつですね。
そんな店で事件が起きます。
パブのマスターの息子がやんちゃなんですが、バーテンに殺されてしまいます。
息子は金が無かったので、金の無心に来たように見せかけられて。
正当防衛っぽく。
しかし、実はバーテンが殺意をもって殺したのが発覚します。
なぜ殺したのか。それは、このパブの秘密を知っていたからです。
このパブには、昔日本から輸入された浮世絵が隠されていたのです。
その時価は約1億円。
これが欲しいがために、息子を殺し、パブのお宝を自分のモノにしようとしての犯行でした。
そんなバーテンにマスターが言った言葉で話は終わります。
そのセリフがコチラ
バーテン「この店の本当の価値を誰もわかっちゃいないんだ」
マスター「…この店の本当の価値を分かっていないのはお前だ」
マスター「この店の本当の宝はこんな壁の絵なんかじゃない。ここに集まるお客さんとここで働く俺たちだ」
感想~やっぱ金じゃねえっすよね!
こういう人情味あふれたお話が、マスターキートンの醍醐味の1つでしょう。
殺人事件が起きているので、「ほっこり」とまではいきませんが、なんか人間味を大事にしないといけないな、と反省してしまいます。
特に、ラインとかSNSとかで、非接触のコミュニケーションが可能になった現代だからこそ、より重要な気がします。
やっぱり、オンライン飲み会と飲み会では全然違いますもん。
ツッコミは0・1秒が大事なんだと思い知りました笑。
いまはぬくぬく在宅勤務をしていますが、やっぱりずっと家に一人だと、多少さみしい気持ちにもなってしまいます。
なんで、いきつけのパブでも作って、飲みに行きたいですな。
おわり
あでぃおす。
一個前も読んでみてね!