こういう人が傑作を生み出すのか…
マスターキートン16巻
についてレビューしていきたいと思います。
マスターキートンはどんなマンガ?
考古学者兼保険の調査員である平賀・キートン・太一が主人公のマンガです。
実はイギリス特殊空挺部隊(SAS)に所属していたこともあるサバイバルのスペシャリストでもあり、設定もりもりの主人公です。
この主人公が、昔からの夢である考古学者になりたいのだが、現実は講師に就職することすら厳しい…
仕方なく危険な業務もある保険の調査員をしながら、いろいろな事件を解決していく、という物語です。
今回は16巻より「失われた天才監督」について紹介したいと思います。
16巻「失われた天才監督」あらすじ
とある映画監督が、自殺をします。
天才監督と評判で、「戦場のメリーゴーランド」を撮影中でした。
天才芸術家にありがちな、予算とか締め切りとか無視で、自分が本当に良いものを作っていく、そんな人物でした。
しかし、自殺をした。その原因を調査すべく、キートンが派遣されます。
しかし、聞き込みをしているうちに、
「自殺なんてする人でもないし、そんな状況でもない」
映画の撮影現場の仲間たちは、ほぼほぼ全員が自殺なんてするはずはないと思っていたのです。
監督にめっちゃ怒られていた主演俳優さえも…
自殺当日も演技の件で
「まだまだそんな演技じゃだめだ」
と怒られていて、俳優の方は怒り心頭でした。
そして、キートンの調査の結果、プロデューサーが過失で殺してしまった、ということが明らかになります。
しかし、その証拠として残っていた動画に、俳優に対する最後のアドバイスも残っていました。
そのアドバイスをもとに最後のシーンを撮影し、この話が終わります。
感想~自身の情熱で周りを引き付ける男
なんか、1つの人間の完成形を見た気がします。
というのも、この映画監督は、口は悪い、やさしさもない、でも人を惹きつける。
何が人を惹きつけたのかと言えば、映画作りの才能と、
「もっと良いものを作りたい」という情熱
だと思います。
そのために妥協をしないから、口も悪くなるし、やさしさもなくなる。
でも、それでも人を惹きつける。
ある種、人間としての理想じゃないかと思いました。
傍若無人にふるまいながらも、その真摯な情熱に人が集まる。
あこがれる人間像です。
こんな人間になりたいけど慣れずに、周りには気を使いまくる私。
どっちがいいのか、どっちが正しいのかは分かりません。
ただ、人は自分とは真逆のモノや人にあこがれるものです。
というわけで、芸術家の友達が欲しくなりました。
音楽家、特に作曲家とか、そういう人と話してみたくなりました。
今ヨルシカを聞いているので、ヨルシカですかね笑。Amazon Musicで聴いてみてください。いい曲多いんで
おわり
あでぃおす
一個前も読んでみてね!