さて、MASTERキートン 4巻 CHAPTER8 家族の瞬間
について書いていきたいと思います。
キートンさんが日本に帰ってきて、最近なかった日本の大学の講師の職に就けるかもしれないということで、面接をするために帰ってきたのでした。
季節は秋
いいですね。風情があります。キートンさんも
「日本の秋は世界一」
と言っています。最近は扱ったり寒かったりで秋が2週間くらいしかないときもありますが、、、
この話では、キートンさんのお父さんが登場します。まあまあの頻度で登場するサブキャラです。
このお父さんは、優秀な動物学者らしいのですが、女遊びをしたりして、まああまり真面目ではない性格です。
そんな父に、キートンさんは、「もっと研究しなよ」とか「女遊びは控えなさい」とごもっともなことを言います。
しかし、父は実はすごくいい人で、困っている人におせっかいをたくさんして、困っている人を結構助けようとしています。
この話では、学者の先輩のお見舞いや、孫(キートンの娘)の友達の父の借金を返すためにいろいろ(競馬ですが…)お手伝いをしたりします。
そんな父と行動を共にした後、大学講師の面接の合否の電話を自宅で待ちます。
結果、だめだったのです。
んで、キートンさんはちょっと焦りを感じます。
いい年なのに、本業の考古学をせずに、保険のオプをしているなんて、人生を無駄にしているんじゃないか、と。
そんなキートンが悩んでいるときに、庭で鈴虫が鳴きます。
それを聞いて、父は
「なあ太一。こうやって人生を無駄使いするのも、素晴らしいことじゃないか」
と。
なんか、ほっとする話でした。
考古学を一生懸命やっていたら、気づかなかったかもしれない、鈴虫の音色を聞きながら秋を楽しむ、という行為。
どっちにもいい面があるさ。そのいい面を見て、楽しんで生きていこうじゃないか。
無駄だと思っていたことにだって、いいことはあるさ
そんな話をされているように感じました。
んだからですね、この話から考えたのは、物のいいところを見て、のんびり無駄を楽しもうじゃないか。ということです。
無駄だと思ったら無駄だけど、こうやって鈴虫の音を聞けたのは、良いことじゃないか。
無駄にもいいことはあるさ。てなところでしょうか。
今の日本の皆さんは生き急ぎすぎている気がしています。
もっとのんびり、ゆっくり、人生を無駄にしながら、生きていってはいかがでしょうか。
それで得られる幸せがきっとあると思います!
おわり
あでぃおす