映画評:ジブリ「君たちはどう生きるか」
いつもは本の紹介ばかりしていますが、最近宮崎駿監督作品「君たちはどう生きるか」を見てきました。
ジブリの新作はやっぱり気になりますよね。
私が、感じてしまって、どうにも気になっているのが
「エヴァっぽいシーンあったよね??」
私は、エヴァンゲリオンが結構好きでして、Amazonプライムでタダで見れるんで何回か見ているんですが、
「あれ?エヴァじゃね?」と思ったシーンがまだなぜか覚えています。
というわけで、全体的な感想も書きつつ、私が個人的に強く感じた部分も書いていきたいと思います。(思いっきりネタバレしますので、気を付けてお読みください!)
・映画「君たちはどう生きるか」の感想
まず、感想ですが、
「話に追いつくので精一杯」
でした。展開速えんすよ。
すぐ次のシーン行っちゃうので、「うおおおお」とずっと追いかけていたら終わっちゃったって感じでした。
ただ、なんなんでしょうね。これが「アート」か、と思いました。
「全然わかんないけど面白かった」んですよねえ。
不思議な感覚でしたね。主人公に感情移入もできないし、すべてが突然すぎてよく分かんないし。。。
絵がうまいからなんですかね。
分かんないから詰まんない、ではないですね。
よく分かんないけど面白い
って感覚になれます。
あと、鳥恐怖症になります笑。
主人公が異世界を旅するという大筋の映画なんですが、でっかい鳥がいっぱいいるんですよ。
んで、人間を食べようとしてるんですよ。
1匹1匹が、絶妙に「キモカワ」って感じなので、ちょっと怖かったです。
後は、主人公の少年、感情無さすぎでしたね。
怒ったり悲しんだりするシーンがあまりなくて、淡々と進んでいった印象でした。
世界の命運みたいなのを、最後に任されるシーンがあります。
でも全く感情移入できませんでした。
主人公が結構いいことを言うシーンがあるんですが、正直全くそのシーンでは感動できませんでした。
多分いいことを言っていたはずなんですが、さらっと流れていきました。
・映画からエヴァが連想されたシーン
さて、僕がエヴァを思い出してしまったシーンについてです。
「わらわら」というジブリオリジナルキャラが飛び立つシーンですね。
ちなみに、
チョーかわいいです。
んで、このわらわらは「命の素」らしく、飛び立って、違う世界に行って、生命として生まれ変わるやつらです。
このわらわらたちが飛び立つシーンが「人類補完計画」そっくりでした。
新劇場版のですね、特に。
シン・エヴァでの人類補完計画は、真っ白な首無し人間が整列して歩いたり、手をつないで飛んでいるシーンがあります。
これを思い出しちゃいました。完全に。。
それがすげー印象に残っています。
でも、他にもいろいろそういうシーンがあるんですよね。
最後に出てくる「世界の管理人」みたいなおじいさんがいるんですけど、あの人は完全にジブリの「風の谷のナウシカ」の大ババ様の服を着ていました。
多分、僕が気づいていないだけで、他にも色々なジブリのオマージュがあったんでしょう。
・原作本?との関係
ちなみに、この映画のタイトルの元になったと思われる
小説&漫画「君たちはどう生きるか」
も見たことあるんで、それとの関連も簡単にお伝えしたいと思います。
結論
ありません
強いて言って、主人公が少年、くらいですね。
ただ、映画内で、この主人公がこの小説を読んで泣いているシーンがありました。
だからよく読んだらもっと何か気づいたかもしれません。
しかし、ざっくり見ただけでは何もわかりませんでした笑
漫画の方が主人公は感情ありましたし…
ちなみにこっちには鳥は一切出てきません。中学生とおじさんしか出てきません笑。
ただこの原作、結構いい本なんで、結構おススメです。
主人公の少年が、友達や親戚のおじさんといろいろな経験をしながら、人間的に成長していく物語です。
映画とは関係ないですが、なんか、ちゃんと生きなくちゃ、と思わせられる作品になってます!
さて、こんなとこでしょうか
おわり、あでぃおす
夏休みに暇なお方は、レイトショーでもいかがでしょうか笑