さて、本日は、
ウクライナ戦争は世界をどう変えたか
「独裁者の論理」と試される「日本の論理」
について書いていきたいと思います。
一言で要約すると
「ロシアが思ったより苦戦してる。ウクライナも大変なのは当然だけど、中国が台湾に対して軍事行動したら日本もヤバいよ」
という感じです。
現状
ロシアが苦戦しています。
詳しくは本に書いてありますが、ロシアはもう少し強い、と思われていたところがあります。
しかし、現実として航空優勢は奪えず、どうも敗北の報告が多くなっているのが現状です。
色々説があるそうですが、そのうちの1つに「油断してた」みたいな説もあるそうです。
なかなか興味深いと思いました。
そんな人間臭い説もあるのか、、、という感じです。
一方のウクライナは、NATOからの武器供与によって、有利に戦えている感じですね。
武器が無いと勝てませんから…
また、SNS等を駆使した戦略では分があった、と考えられています。
ゼレンスキー大統領がうまいこと宣伝したり、市民がロシア兵の位置をツイートしたりと、有効に利用できている、と考えられているそうです。
SNSも駆使するとは、現代になって戦争の形も変わってきているのが、この本を読んでわかりました。
ロシアの論理
ロシアの論理も語られています。
ロシアはナポレオンやナチスドイツから侵略されたりで、侵攻を受けてきた歴史があります。
その為、NATOとの間の緩衝地帯が絶対に必要だ、というのが基本戦略です。
その1つがウクライナで、今回はロシアの意のままに動く傀儡政権の樹立がもともとの目標だったようです。
ロシアからすると、NATOがずっと拡大してくるから、自分たちを守るためにウクライナに侵攻したんだ、という考えです。
苦戦はしていますが、ウクライナ東部はロシアが実効支配しています。
この状況がどうなっていくのか、目が離せません、、
日本もヤバい?
ここが一番怖かったのですが、、
最後の方で、「中国が台湾に侵攻したら」という過程で話が展開されていました。
なんか、、、
すっごくリアルでした、、、
ここで読んだ内容が起こってもおかしくない、そう思わせる内容でした。
簡単に言うと、
- 中国が台湾に侵攻する
- 在日米軍が沖縄から動く
- 沖縄が戦場の一角となる
すげえざっくりいうと、この論理です。
そして、中国が戦力を増強しています。
習近平が安定した政権を運営しています。
台湾を統一する、ということを言っています。
条件はそろっている気がします。
有識者の間では、起こるかどうかではなく、いつ起こるか?という感じのようで、いつ起こってもおかしくないのだとか、、、
アメリカがちょっと不安になった隙に、、、という展開も予想しやすい展開です。
こう読んでみると、ウクライナのことが他人事には思えませんでした。
今はニュースも減っていますが、こういうのがよくないなああ、と思ったりします。
こういう本を読んでおいて、現実認識を改めなければ!
そう思う本でした。
おわり
あでぃおす。